カルチャアの雑日記

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4/8水 ガラケー

午前中にweb面接をやった。

学生3人と面接官1人で、まさかとは思ったが本当にゲスの極み乙女のMVと同じ構図になってしまった。

 

面接官に向けて話した勢いでもっと人と話したくなってしまったので、今日は新社会人の先輩、大学の友達、中学の友達の3人に連絡をした。

 

皆が家にいることを確信しているので、電話で話すのは無限に楽しい。就活の話は結構がっつりできて良かった、サンクス!

今日、人としゃべった中で話題に上がったコンテンツ(Snow man新宝島のMVのweb面接5人ver感、広告会社の人が書いた本、テラスハウス、相席食堂、映画『恋は雨上がりのように』、オードリーANNの若林がBUMPのヒロと会った話)はこの暇な期間に確認し、それぞれにフィードバックします。

今後もこの勢いで、久々な人たちに連絡したいです!

 

最後に電話した中学の友達に、気になることを言われた。「昔メールで小説送ってきたよね、覚えてる?」

全く記憶になく何のことだか分からなかったが、「みかんが出てくる話だった気がする」と聞いて気になりすぎて、7年前くらいのガラケーを久しぶりに引っ張り出してきた。

 

メールの送信ボックスを遡っても全く出てこなかったので、絶対嘘だろと思っていた。

しかし、下書きボックスにそれはあった。

 

【以下、引用】

「こないだちょっと名古屋の方まで行ってきたんだけどさ…」
居間で父と和彦おじさんが話をしている。和彦おじさんは昨日、東京から一時的に帰郷した。

和彦おじさんは私を見るなり、「ただいま」でも「大きくなったね」でもなく、「今年のみかんはどう?」と聞いてきた。
「今年は駄目です」
 少しの間のあと、和彦おじさんはにこりと笑った。「どれ、見せてごらん」
 籠に入っていたみかんのうち、きれいなのとそうでないのと、二つを取ってきて見せた。
「これは、いい方で、こっちは…今年はこっちの方が多いの。市場に出せない方が」
 和彦おじさんが、みかんを手にし、熱心に見つめている。
「市場に出せないの、段ボールに詰めてくれないかな」和彦おじさんはそう言うと、優しくはにかんだ。「東京にこの味を持って帰りたいからさ」

 みかんを段ボールに詰める作業を再開する。
 和彦おじさんの話で、ふと思ったことがあった。大人に、しかも東京に住むようになると、名古屋まで行くのも「ちょっと」になるんだろうか。
 私は14年間、県内どころか、村の中ですら一度も出たことがない。和彦おじさんも、子どもの頃はそうだったはずだ。父は、今でもそうなのだろうか。
私は、名古屋を「ちょっと」と言える大人になるのだろうか。
「由紀、和彦おじさん帰るってよ」

ガムテープを丁寧に貼った段ボールを渡す。
「また来るよ。来年もいいみかん作ってな」
 和彦おじさんが車に乗り込む。
東京ナンバーを付けたぴかぴかのワゴンは、故郷の香りを運んで行った。

 

……

 

本気で覚えていなかったので衝撃アンド爆笑だった。

「私は名古屋を『ちょっと』と言える大人になるのだろうか」て何やねん、「ぴかぴかのワゴンは、故郷の香りを運んで行った」やかましいな。

めちゃめちゃ恥ずかしいけど、まじで覚えててもらえて嬉しかった。

 

友達とも話したが、過去の自分のことを自分よりちゃんと把握できてるのって周りの人なんじゃないか。

おとといくらいに読んだ『プラネタリウムの外側』という本で、記憶と記録の話が出てきて、私が既に忘れきっている過去のことがあったら寂しいなぁと思った。

このガラケー小説なんかはまさに忘れまくっていたことだった。発掘してくれてまじでありがとう。

 

ガラケーのメールは、絵文字というより「デコメ」が多すぎて懐かしい。あと言葉遣いが中学生のくせにマセてる。

私は仲の良かった友達の着メロを一人一人変えていてエモかった。全然返信くれなかった男子はBUMPの「voyager」、親友はBUMPの「プレゼント」、電話の友達はBUMPの「ホリデイ」、BUMPばっかりやんけ

野球部の友達だけ全員Galileo Galileiの「夏空」だったのが雑で面白かった。

 

自分が小説を送ったメールは出てこなかったけど、小説に言及しているメールは遡ったら出てきた。

「小説書く気になったわ。頑張る。笑 趣味で書いて、万が一完成まで辿り着くことがあったら、自分が信頼できる先生とかに読んでもらう」

背伸びせず、趣味で書く、信頼できる人にだけ読んでもらうと言い切っているところが良いな

そして今、本当に、大学で自分が信頼できる先生とかに読んでもらうことができている。

 

まじでメール、絶対消さないべき。思い出の塊だぞ!

今日からLINE、消さないようにします。

 

【2020/4/8に読んだ本】

一色清姜尚中池上彰青木理津田大介金平茂紀、林香里、平和博『メディアは誰のものか──「本と新聞の大学」講義録』(集英社新書、2019年)

すぐ読める割にかなり濃い内容で、全員面白いことを言っていて良かった。

メディアが縮んでいく中では、やっぱり立ち位置をはっきりさせることでコアな読者を確保しよう、という方向に向かっている。それに対して、あれだけ分かりやすくニュースを伝えている池上彰さんが「メディアはいろいろな情報を提供し、それを読んだ読者が、自分はどう考えるのかと思考をめぐらすような営みを促す機能が大切」と言っているのがすごく印象に残った。
「『お上』の許しがなければ取材現場にすら入れないとするなら、これはもはや戦前の大本営発表に甘んじろと言っているに等しい」→プリンセス号のことを福嶋先生が言ってたのと似てるな

自分の興味関心に沿った情報しか見えなく(フィルターバブル)ならないようにするためには、考え方の違うコミュニティに沢山属しておくのも大事かもと、個人的には思っている。

 

今週でESラッシュも一旦落ち着きそうなので、来週あたりからは、もっと重めの本に手をつけたいなぁ