カルチャアの雑日記

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新手のコミュ障

最近、人と話をするのが難しい。

例えば、銀行の受付の人と手続きをしたり、アルバイト中に社員と仕事の話をしたり、自分の読んだ本の内容について授業で発言したりすることは全く苦痛ではない。それらはコントのようにシチュエーションが決まっており、その場で演じるべき役が与えられているので、ふるまいに困ることはない。

 

難しいのは、プライベートな普通の会話だ。教室で休み時間にクラスメイトとするような会話。それが今めっちゃできへんねん〜急な関西弁ご勘弁〜

 

自分はコミュニケーションを円滑にするための会話がかなり得意な方だと思う。これに関しては、協調性が必要とされる場面で協調しない人たちにも見習ってほしいレベルだと言っておきたい。(今回はそれとは真逆の話をするが、協調性のない人に対しても怒りの矛先が向くこともある)

しかし、自分が人と話す時、多くは「話す」ことそれ自体が目的であり、その中身は何でも良い。ほとんどの場面において、自分のおしゃべりは場を持たせるための発話になっている。頭の中で別のことを考えながら口だけ動かす、みたいなことをしている感覚が強い。そのため、同じ話を再度して「その話前もしてたよ」と言われたり、「この前こう言ってたけど」と言われて全然覚えていないことが多々ある。

 

そうなってしまう原因は、頭の中がまじでとっ散らかり過ぎだからだ。もし「相手との話を持たせるモード」じゃない状態で話をしたら、頭の中で思いついた全然関係のないことをたくさん言ってしまうと思う。

分かりやすく例を挙げてみたい。

 

〜Aさん(仮)と電車に乗っている時〜

 

Aさん「最近バイトでこんなことがあって」

私「バイトって居酒屋って言ってたよね」

アナウンス「次は〜蒲田〜蒲田〜」

私の脳内(蒲田行進曲って発車メロディ2パターンあるけどどっちだろう)(そろそろタイヤ公園見える)(今コロナの時期だし電車であんま大きい声で喋んないでほしいな)

Aさん「そうそう、そんでこの前ね〜」

私「あ〜そういう奴いるわ」

発車メロディ「♪〜」

脳内(発車メロディこっちか〜)(京急の方の蒲田あんま行ったことないから行きたいな)(前の人と靴一緒や)(あの話したいけどリアクションとか周りの人に聞かれたらはずいから目的地着いてから話し始めた方が良さそうだな)(眠い)

 

人間嫌いか?

でも上のような状況って恐らく皆さんも少しは経験ありますよね。

 

最近これが特に重症で、人との一回の会話の中で半分くらい思ってもいないことを言ってしまう。経験上、思ってもいないことを言ってでも場を繋ぐことの方が、本当に思っていることしか言わないために場の空気を悪くするよりも評価されることの方が多いからだ。

そう、自分の中には「他人にどう思われるか」という基準しかない。どう思われても良いんだったら「ごめんちょっと今日眠いから着くまで寝さして」とか言えば良い。ていうか「電車であんま喋んない方がいいよ」くらい言った方がいい。

 

本当の自分は、外を歩いていて鳥が飛んでいたら「ハクセキレイだな」とか「ツグミだ、冬鳥なのにもう日本に来ているのか」とか思う自分であり、電車の乗り換えが得意で複雑な路線でも一度使ったことがあれば決して分かりづらいなどとは思わない自分であり、難しい話を振られた時に適当に返してもうたけど何とかその場をしのげて良かった危ねえ~と思う自分だと、自分では思っている。ただし、こっちの自分を貫いたら孤独になると思う。

 

でも、もしかしてもう少し自分の本当に近い部分を出しても良いんじゃないか?と最近思い始めた。ちなみにオードリー若林はエッセイで、テレビに出始めて最初の頃は、素に近い方の社会的でない本音(ロケでセレブの家に行った際、壺かっこいいけどいらないな、みたいな感じのこと)を言うと使われなかった、的な話をしていた。でも私たちが好きな若林って、ラジオで本音を言っている方の若林じゃない? 何で若林の話をしている?

 

ところで、私は人生の中で親しい人に「よく分からない話ばっかりするな!」と怒られたことと、「意味のない話ばっかりするな!」と怒られたことが両方ある。前者は鳥や野球や電車の話、後者は場を持たせるための世間話である。

どないせぇっちゅうねん!

 

でも確かに、人のよく分からないオタクトークを聞いているのしんどい時間ってあるよね。私が工夫しているのは「専門的な話でも相手に関心を持ってもらえるように話す」だ。例えば、サカナクションのこういう所はあなたも関心のあるこれと同じような、こういう面白さがありますよ、とか。

逆に、世間話のようなタームで相手を虚無な気持ちにさせないために、合間合間に自分ツッコミを入れておもろい話に聞こえるように工夫しています。これめちゃくちゃむずいけどな。

 

良くない言い方かもしれないけど、男性の方が専門的な話が好きで、女性の方が会話の共感を大切にする傾向にあるような気がする(霜降り明星の相席居酒屋のネタで、せいや演じる女の子が宇宙の話をして、粗品が「こういう女の話にしては聞いてられる!」とツッコむのが象徴的だと思った)。自分はあまり性別にこだわりがないというか、わざわざ女性という枠組みで見られることがあまり好きではないので、出来れば誰とでも対等に話せるようになりたい。けど、この2種類の会話の方法、どちらか一方が好まれざるシチュエーションってめちゃくちゃ多いよね。

 

最近は普通の会話がもっぱら無意味なので、電気グルーヴの意味のない言葉を羅列した歌詞を聴いている時や、フィクションの中で面白い言葉を答える大喜利のような虚無コミュニケーションをしている時間を愛するようになった。

 

でもそれだけだとやっぱりつまらないよね。物語性のある本気の世間話ができるようにAmazonプライムで「人志松本のすべらない話」見るか〜。いやそんなことしたら余計に他人の普通の会話聞けなくなるぞ!

 

もっと自分の思っていることを言えるようになりたいな。これを2020年の目標にします。

あと一ヶ月もないな!