カルチャアの雑日記

街歩き都市論文学アニメお笑い音楽・などの・アウトプット・Twitterで言うとめんどくさくなっちゃうことを・ここで書き・なるべく・消さないように・頑張る

彩り

2020.8

就活中は気分的にもウイルス的にもアルバイトを続けられる状態でなかったので、四月から金の入ってくる機構が止まっていた。八月の頭に就職活動が終わった。最終的に就職する企業を決定したのは土曜だ。次の月曜に企業へ意思決定の連絡をするのを待たずして美容院へ行き、金色のインナーカラーを入れた。明るい髪が差し当たりの最優先事項だったからだ。直後、続けていたアルバイト先が派手な髪色を禁じていることに気付いた。海外の鳥のような色は内側だけなので、中に隠せないかと考えたが、上手くやる術もなく、とりあえず元のアルバイトにすぐ戻るのはやめた。

代わりに、普段のアルバイト先の企業と同じグループに属する会社が募集している、単純作業のアルバイトに申し込んだ。髪色の指定がなかったからだ。八時間の作業を一ヶ月のうちの四日間行うことにした。

 

繁華街の路地にあるビルに入っていくと、幼児向けの教材を製作する会社に辿り着いた。アルバイトで来た旨を伝え、五十代くらいの女性たちが向かい合って並ぶデスクのうち、空いている場所を案内された。席に座ると、リーダー風の女性から給料や休憩時間などの事務的な説明がなされ、作業の指示が与えられた。

指示は例えばこのようなものだった。

「黄色い紐を二十センチに四百本切ってください」

「赤丸のシールを見本と同じように四つ貼ったものを二百五十セット作ってください」

一つの作業には、三十分で終わるものもあれば四時間かかるものもあった。最初の五分ほどで手の動きだけ慣らしてしまえば、残りの二十五分や三時間五十五分は、頭の中では何をしていても全く問題はなかった。私は効率の良い紐の切り方やシールを貼る位置のパターンをさっさと覚え、あとは八月以前の行動の内省や、九月以降の卒業論文の計画など、その場に存在しないことを色々と考えていた。

時々、何も考えることがなくなると、頭の奥の方から「僕のした単純作業がぁ」と桜井和寿の声が聴こえてきた。Mr.Childrenの「彩り」の歌詞である。そう考えないように努めてはいたが、言ってしまえば、この作業はあまりにも単純で退屈だった。四日間のアルバイト期間のうち少なくとも二日目までにこのことに気付いてしまえば、残りの期間が絶望的になることを見越し、時間の経過が遅すぎる!という嘆きが言葉になるよりも前に桜井和寿を呼び出すことで、退屈を自覚するまでの時間を延長していたのである。

私の切った紐や貼ったシールが、この世界を回り回って、まだ出会ったこともない人の笑い声を作っていく──紐やシールや折り紙やストローは、確かにカラフルではあった。が、黙って手を動かすだけの作業が明らかにモノトーン調であることは否めなかった。

 

とはいえ、私は過去のことを何度も思い出したり、未来についてグダグダと考えたりすることが嫌いではないような気もした。比較的すぐに四日間が過ぎたからだ。

最終日の、残り十五分ほどで行った最後の作業で、リーダー風の女性に「指示と違う」と初めて責められた。振り返れば、その女性は他の五十代女性たちに対しても、少しのミスに強く当たっていたような気がする。私はまず謝り、続いて、言われた通りにやったつもりだったが先程の説明では分からなかったと弁解した。すると、女性は多少ヒステリックになりつつ、

「前の子にも同じ説明をして、同じミスをされたから、そうかもしれないわ」

と言った。それで時間になったので、私は退屈な四日間から解放され、もう来ないであろうビルを後にした。海外の鳥のような色を持っても、籠に入れられたままでは甲斐がなかった。九月の頭に白髪染めでインナーカラーを黒に戻し、次の週から元のアルバイトに戻った。

映画『はちどり』

韓国映画の『はちどり』を観てきた。

 

6月くらいに聴いた「佐久間宣行のオールナイトニッポン0」の中で、気になる映画と紹介されていて、そのすぐ後で自分がTwitterでフォローしているアカウントのいくつかが『はちどり』について呟いているのを見た。

韓国といえば、今年の2月に映画『パラサイト』を二日連続で観るほどハマり、自粛期間中にはNetflixで『梨泰院クラス』を一気見した。『はちどり』は恐らくドタバタコメディやエンタメではないだろうと思ったが、同じ韓国の映像作品ということで、かなり気になっていた。

 

観たのは横浜の黄金町にある老舗の映画館「シネマ ジャック&ベティ」。昔ながらの渋い雰囲気が素敵だった。映画の日なのでいつもより400円引で観られてラッキー!

 

以下、ネタバレあります。

 

舞台は1994年。団地の一室に住む5人家族のうち、一番下の中学生の女の子ウニが主人公だ。

 

ほとんど事前知識なく観たので、そもそもはちどりってどういうことだろうと思ったが、冒頭の団地のドアが引きで映るシーンで、なんとなく、このマンモス団地の建物の一部を住処にする、小さな生き物ということか?と思った。英語のタイトルは“House of Hummingbird”──はちどり「の家」なので恐らく。

 

中学校に通うウニたち女の子はそれぞれ、家庭内での不仲や暴力や身近な恋愛関係に振り回されており、観ている間じゅうこちらもずっと苦しい。その感情を発散するように、トランポリンの上やクラブで飛び跳ね、体を解放するシーンが象徴的だ。彼女たちはまるではちどりのように、小さく無力な体をジタバタさせて感情を解き放つ。

最も印象的だったのは、後半、ウニが部屋のリビングで一人、足をふらつかせながら歩き回り、それから手を懸命に振ってジタバタ飛び跳ねるシーンだ。

権力主義の父親や、妹に暴力を振るう兄と共に住まう団地の一室で生きていくしかないウニ。しかし、その住処は自殺するほど悪いとは言い切れない(時々考えることはあるにしても)。暴力的な父親も兄も、家族を想って泣いてしまうくらいの愛情は抱いているし、喧嘩した両親も次の日にはテレビを見て談笑する。そんなやりきれない環境の中で、ウニは無力なはちどりのように、ジタバタと手を震わせるしかない。

そして、ジタバタと動くほかに重要なのは多分、歌うことだ。ウニのことが好きな後輩にカラオケで歌ってあげる曲とか、120日記念に彼氏に送ってあげる歌とか、漢文塾の先生の喧嘩したウニたちを慰めてくれる歌とか。無力なはちどりたちは皆歌う。狭い住処の中で、ジタバタと飛び跳ねたり、歌ったりすることで感情を発散するのが、彼女たちはちどりなのだと思う。

 

以上、タイトルに関連させて少し考察してみた。それとは別に、この物語の軸になっているような気がしたのは、ウニにとって大切な漢文塾の女の先生の、「あなたの知り合いのうち、心がわかる人は何人?」という言葉だと思う。ウニの一人称で描かれる話だけに、泣き出す父親や兄、離れていく恋人や後輩、親友の裏切り、漢文塾をやめる先生の行動は本当に唐突だ。ウニのすぐ近くにいる人たちのことですら(一番信頼していた先生ですら)心はわからないということが、物語全体を通してすごくよく描かれていたと思う。

 

最後に、時代背景について少し気になった。全然知らなかったけど、韓国における1994年は、北朝鮮金日成首席の死去と、聖水大橋の崩落事故という二つの大きな出来事が起きた年らしい。特に聖水大橋の事故は、この映画の中でも重要な出来事として描かれている(1994年10月21日とわざわざ書いていた)。日本では1995年に、阪神淡路大震災地下鉄サリン事件が起きている。日本の映画で1995年が舞台と言われたら、これらの出来事が何かしら関わってくるだろうと予想がつく。日本と韓国ではそれぞれ別の歴史を持っているとはいえ、90年代中盤に二国の中で起きたこれらの出来事は、互いの歴史においてなんとなく似たような位置付けであるような気がした。

 

以上!

読んでいない本について

本のことを考えている時間が長い割に、一冊を読み終わるのに二年くらいかかったりする。多方面から怒られそうだが、理由は二つある。一に、単に読むのが遅い。二に、複数の本についてダラダラと考えている状態が好きだ。

一冊を読み終えて次の本を手に取るのではなく、一冊を途中まで読んだところで、その辺に積んである少し前に読んでいた本を再開し、またきりの良いところで別の本を読み始める……というようなことをしている。そのため、自分の頭の中には常に複数の本がうようよしている。

ピエール・バイヤールの『読んでいない本について堂々と語る方法』※1によると、本を「読んだ」と「読んでいない」との間にはいくつもの段階がある。例えば、背表紙の紹介文を読んだ本、人から聞いて内容は知っている本、購入して積んでいる本、流し読みした本、読んだけど内容を忘れてしまった本などだ。

本好きの友人と話す時に、私はよく「買った本は半分読んだようなものだよね…」と言っている気がする。積読しすぎてしまうことへの言い訳なのだが、強ち間違いではないと思う。

そんな訳で、今、頭の中をうようよしている本たちがこちらです。

 

(聞)人から聞いた・他の本で引用されていて知っているが未読。

(買)買った・借りた。

(途)読んでいる途中。

(忘)読んだけどうろ覚え。

(了)読了。

 

1.ポストモダン文学ちゃんと考えたいシリーズ

(聞)メルヴィル『白鯨』

(聞)ジョン・バース『旅路の果て』

(聞)バーセルミ『雪白姫』

(聞)ソローキン『青い脂』

(忘)タブッキ『島とクジラと女をめぐる断片』

(了)リチャード・ブローティガン『西瓜糖の日々』

(買)ブコウスキー『パルプ』

(忘)島田雅彦『優しいサヨクのための嬉遊曲』

(忘)笙野頼子『タイムスリップ・コンビナート』

(了)田中康夫『なんとなく、クリスタル』

(了)村上春樹風の歌を聴け

(了)中原昌也『マリ&フィフィの虐殺ソングブック』

(了)高橋源一郎『さようなら、ギャングたち』

(買)高橋源一郎ジョン・レノン対火星人

(買)高橋源一郎『日本文学盛衰記』

(了)高橋源一郎柴田元幸『小説の読み方、書き方、訳し方』

 

2.マゾヒズムと家族など

(買)マゾッホ『毛皮を着たヴィーナス』

(了)ドゥルーズザッヘル=マゾッホ紹介』

(聞)エーリッヒ・フロム『自由からの逃走』

(途)講談社文芸文庫編『戦後短篇小説再発見③ さまざまな恋愛』

(途)谷崎潤一郎痴人の愛

(了)谷崎潤一郎春琴抄

(了)小島信夫抱擁家族

(途)島尾敏雄『死の棘』

(本じゃないけど)フジファブリック志村正彦の歌詞※2

 

3.後藤明生というかゴーゴリというかロシア

(了)ゴーゴリ『外套・鼻』

(了)後藤明生『挟み撃ち』

(了)後藤明生首塚の上のアドバルーン

(途)ドストエフスキー地下室の手記

(買)バフチンドストエフスキー詩学

(了)大江健三郎『新しい文学のために』

(忘)柄谷行人日本近代文学の起源

(忘)後藤明生『復習の時代』

(途)後藤明生『笑いの方法 あるいはニコライ・ゴーゴリ

 

4.渋谷論→都市とかメディアとか

(忘)吉見俊哉『都市のドラマトゥルギー

(了)ハーバード大学デザイン大学院、太田佳代子『SHIBUYA! ハーバード大学生が10年後の渋谷を考える』

(了)三浦展『新東京風景論』

(了)三浦展藤村龍至、南後義和『商業空間は何の夢を見たか』

(了)赤瀬達三『駅をデザインする』

(買)三浦展『人間の居る場所』

(買)佐藤卓己『『キング』の時代』

(途)松山秀明『テレビ越しの東京史』

(了)マクルーハン、カーペンター『マクルーハン理論』

 

卒論もそうだが、何かを書くためにはやはり読まなければいけないので※3、ここに記しておくことで自分に負荷をかけ、卒業までの半年間でできるだけ(了)を増やしたいと思っている。というのは半分本当だが、どうせ読み始めたら(了)の数に比例して(聞)や(買)の数も増えていってしまうと思っている。読書は終わりそうにないが、人生百年時代※4と考えればあと八十年近くある。だから、焦ることはないだろう。私はこれからも、頭の中に本をうようよさせながら生きていくと思う。

上のリストに関連して、この本もおすすめ、というものがあれば是非教えてください。

 

※1

『読んでいない本について堂々と語る方法』すら全部は読んでいない。ただ、本はたとえ読まなくとも、本棚の中の位置関係さえ把握してしまえば引用できるようになる、と、この本には書いてある。まるで森見登美彦の『夜は短し歩けよ乙女』に出てくる古本の神様のように(これは読んだ)!

 

※2

フジファブリックというロックバンドの前ボーカルの志村正彦さんは、2009年のクリスマスイブに29歳で亡くなっている。死因は不明だ。彼の書く歌詞は、何となく不気味で妖艶でマゾヒズム的で惹かれる。そのうち、歌詞を引用しながらマゾッホとの類似点を指摘する文章を書けないかな、と思っている。

 

※3

後藤明生の〈小説=千円札〉理論。読むこと=表と書くこと=裏が一体になってはじめて本物の小説と言える。引用:後藤明生『小説快楽』(聞)(読んでないのかよ)

 

※4

就職活動において、未だに企業に入社することをゴールと考えて勝手にアドバイスしてくる迷惑な大人は、早くリンダ・グラットンとアンドリュー・スコットの『LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略』を読んでほしい(途)(読んでないのかよ)

番外編・エンタメ議事録

お久しぶりです。

 

まだ選考中ですが、2週間分のエンタメ議事録が溜まって言いたいことがありすぎるので、メモ書きで雑に発表します。

 

①ウイカの『波よ聞いてくれ』コラボ

電気グルーヴのサブスク復活

プロ野球開幕

④文春vs霜降り明星ANN0

⑤「テレ東無観客フェス」の一日目

⑥『梨泰院クラス』完走。

⑦我が家、ウクレレを購入

 

①ウイカの『波よ聞いてくれ』コラボ

6/15月のファーストサマーウイカのANN0で、アニメ『波よ聞いてくれ』の完全再現がクオリティ高すぎて感動した。

news.radiko.jp

イカちゃん絶対にアニメ声優をやってほしい。

あと選曲センスが素晴らしいです。東京事変の「電波通信」流した後に電波ジャックするのかっこよすぎた。

 

電気グルーヴのサブスク復活

大好きなミュージシャンの曲が一年数ヶ月ぶりにApple Musicで聴けるようになりました。ようやくすぎて本当に嬉しかった。集英社新書で出たばかりの『音楽が聴けなくなる日』に詳しく書いてあって面白いのでオススメだ、宮台真司とかが書いてるぞ。

佐久間宣行のオールナイトニッポンでも曲流してて嬉しかった。わたしの一番好きなアルバムは「人間と動物」。

電気グルーヴの「人間と動物」をApple Musicで

YouTubeで好きなのは「いちご娘はひとりっ子」。可愛くて中毒性がある。

youtu.be

さくらももこのアニメ・コジコジのエンディング曲「ポケットカウボーイ」もオススメ。さくらももこ電気グルーヴもどちらも静岡県出身で、親和性が高いのがポイントです。

 

プロ野球開幕

6/19金についにプロ野球が開幕!!

ベイスターズ調子良すぎてびびる。浜スタで阪神に勝ち越してて泣いてしまった。

ヤマヤス劇場はそろそろ危ういな、6/27土の試合で初めて牽制球を二回も投げたことをここに記しておこう。

今年注目の選手はオースティンと坂本君だよね。個人的には、梶谷を応援しています。

ロッテよ、今年こそ日本シリーズで会おうな……

 

あとなんか、球場が無観客で静かすぎて色んな音が聞こえるよね。浜スタは京浜東北線の音がものすごく聞こえる。毎日火事か?ってくらい救急車とヘリの音もする。東京ドームや名古屋ドームのように応援歌を垂れ流してくれてもいいんだぞ、と思っています。

野球関連で、最近読んだ新潮新書の『令和の巨人軍』面白かったです。一昔前の巨人はテレビで見るメインカルチャーだったけど、今の巨人は配信で見るサブカルチャー化している、みたいなことが印象的だった。野球って未だにザ・メインカルチャーって感じあるけど、確かに巨人の(世間的な)影の薄さは「ポストモダン化する巨人軍」と言えそうだ、

 

④文春vs霜降り明星ANN0

せいやが文春砲を喰らった直後の放送回(6/19金)で、アグネス・チャンの曲「ポケットいっぱいの秘密」に合わせて色んな豆知識を披露する狂気のコーナーを2時間に渡って送ったのが神回だった。

www.oricon.co.jp

このご時世に、バッシングをお笑いで跳ね返す霜降りの2人とオールナイトニッポンチームが最高にカッコ良かった。

地味に次の週(6/26金)で文春砲がやってきた時の真相を語っていたのもめちゃめちゃ面白かった。

霜降り明星オールナイトニッポン0(ZERO) | ニッポン放送 | 2020/06/26/金 | 27:00-29:00 http://radiko.jp/share/?t=20200627030000&sid=LFR

記者が直撃した時、せいやはパニックで第一声に「僕、独身ですよ!?」と言ったらしい。

アグネス・チャンの「ポケットいっぱいの秘密」と、せいやが物真似する笑っていいともの最終回と、ラッパーの鎮座DOPENESSvs黄猿の動画を2週間でめちゃめちゃ再生した。

 

⑤「テレ東無観客フェス」一日目

お金を払う配信を初めて見てみた。もともとテレビ東京の番組(モヤモヤさまぁ〜ず2アド街ック天国など)が大好きだったが、佐久間宣行のANN0の影響で最近もっと気になっている。

無料で番組を流してるテレビ局が、ネットでグダグダな裏話を有料配信するの面白いなと思った。日テレの「24時間テレビ~愛は地球を救う~」より、テレ東の「24時間テレビ~金は会社を救う~」の方が見たいです。

www.tv-tokyo.co.jp

6/30火の夜の「新・性教育」の配信がめっちゃ面白そうで1500円払うか悩んでる。SHELLYとかゆきぽよとかが出るらしい。

火曜夜といえば、逃げ恥に今更はまって毎週見ていますね。その流れでMIU404も初回見ました。エンタメミーハーオタクになりつつあるね……

 

⑥『梨泰院クラス』完走。

Netflixの韓国ドラマ『梨泰院クラス』見終わりました!

www.netflix.com

一話一時間以上あるのに、16話までぶっ通しで見られた。毎回映画くらいのクオリティで展開が本当に面白く、むちゃくちゃ壮大な話だった。花より男子好きな人でも、半沢直樹好きな人でも、アウトレイジ好きな人でも、下町ロケット好きな人でも面白く見られると思います。チョ・イソというソシオパスの女の子が本当に可愛くて大好き〜だった。

 

韓国のコンテンツに関して思うことは良くも悪くも色々あるな、

「面白いものは面白い」としか言いようがない最高のエンターテインメントにも、突っ込んで言えば絶対に批判しないといけない部分があるのも事実だと思う。例えば、マイノリティに寄り添う話と見せかけて、心が強い人間が努力して成り上がる話は、弱い人間にも「努力しろ!」と示唆するネオリベの思想がチラ見えする。それでも、誰かが本当に努力して成り上がる話はエンタメとしてすごく完成度が高いと思う(Nijiプロジェクトもね!)

今一番考えているのは、エンターテインメントと文学の妥協点だ。サカナクション的に言うと「マイノリティとマジョリティ」。これは引き続き自分の中で考えたい。

いつか絶対に梨泰院に行きたい〜。『愛の不時着』は最初キツイけど段々めっちゃ面白くなってくると聞いたのでそのうち見ます。

 

⑦我が家、ウクレレを購入

余談ですが……

昨日、帰宅したら家に新品のウクレレがあった。父親が趣味で始めたい、と言って買ってきたのに、今日一日のうち三分の一くらいの時間、母親が練習していた。

私もちょっと練習したらコードを六つくらい覚えた。「涙そうそう」や「愛しのエリー」の伴奏は弾けるようになったよ、納得内定できなかったらウクレレアーティストになるかもしれないな。

 

以上!

まだ長い長い就活中ですが、引き続き頑張ります。

6/14日 姉の彼氏

姉の彼氏が家に来た。

 

遡ること一週間前。

日曜の夕飯に、父親作のパエリアとサラダが登場した。父親はたまにパエリアを作るが、その日は食べながら「水が多かったかな」とか「味どう?」とかやたら気にしていた。サラダに関しても、父と母でごまドレッシングとイタリアンドレッシングどちらが良いかで揉めている。

何をそんなに気にしているんだ、と思ったら、一週間後に遊びに来る姉の彼氏に振る舞う料理のリハーサルだったらしい。別に何出しても大丈夫だと思うのに、真面目に考えている姿が滑稽だった。

 

金曜の夜に姉が帰省し、いよいよ彼氏登場まであと2日となった。我々家族も既に写真では顔を見たことがあったので、この人が来るんか〜とドキドキしていた。家に来て何するの?と言ったら「人生ゲームだって」と母親に言われた。初対面の人と人生ゲームやるなんて緊張しちゃうな。

 

昨日は、近所に美味しいアイスクリーム屋さんがあると聞いてネットで調べ、祖母家に行った帰りに車で寄った。カップアイスを家族全員+彼氏分買った。

午後からは家の中もきれいに片付け、掃除をし、料理の下ごしらえをしていた。うちの人たちがもてなし好きというのもあるが、全体的に大袈裟である。21時からIPPONグランプリを見始めたら、父親が急に台所でスープを作り始めてうけた。

姉は今までに男運が全然なかったと(私は)思っているので、どんな人が来るんだかドキドキしていた。

 

12時過ぎに、彼は登場した。

写真で見たままの、気さくで明るい関西人だった。

最初は皆、猫をかぶって大人しくしていたが、そんなに緊張感もなく、普通に昼を食べられた。料理はパエリアにスペアリブにスープにサラダに煮物にピクルスにポテトサラダ。どれだけもてなすつもりなんだよ。

母親がかなり色んな質問をして会話を回している感じも見ていて面白かったし、こういう状況に慣れてなそうな、彼氏の話を聞いてここ1ヶ月くらいかなり動揺していた父親も、普通に話していて良い感じだった。

初対面の人と両親が話せる話題、出身地、仕事、家族構成、プロ野球、文化の違いか、なるほど。自分の時の参考にしよう(いつ?)

 

食べ終えてからは、姉の昔の写真やアルバムを私と姉と彼氏さんの3人で一緒に見た。写真に対して関西弁でツッコんでてめっちゃテンション上がった。人を地域で雑に括るのは失礼だが、私は関西人が大好きなので嬉しい。新喜劇を毎週見てたとか、サンテレビ阪神戦毎日やってるとか、文化がちゃんと染み付いてるところに感動した。ジャルジャルとか天竺鼠とかの話めっちゃ通じたのも嬉しかったし、野性爆弾のくっきーより本当にやばいのはロッシーと言っていてかなり信頼できた。

 

昨日買ったやたら美味しいアイスを食べ終え、皆で人生ゲームをやった。人生ゲームは大人数でやるとめちゃくちゃ楽しい。「しかえし(誰かから10万円もらえる)」のマスとかギャンブルゾーンとかやたら盛り上がって良かった。

 

帰りは横浜駅まで父親が送ると言っていたので、私も車に乗って四人でプチ・ドライブした。ランドマークタワーや大桟橋や中華街を車で一周まわり、なんか観光案内的なことをしつつ、駅で二人を下ろして帰った。去り際に彼氏さんに「就活頑張ってな!」と言われた。めちゃくちゃ良い人だった。

 

もしかしたら、この人と姉は結婚するかもしれない。すると、自分の人生に突然、年の離れたお兄さん的存在が現れることになる。そんなこと全く考えてもみなかった。

 

最近、自分のこの先の人生は、仕事とか結婚とか何となく予測できるだろうなと思っていた。そんな中、急に新しい家族ができる可能性が出てきた。それは気さくな関西人のお兄さんかもしれない。こんなワクワクイベントが、この先、仕事でも結婚でも、そうでない沢山のことでも発生すると思うと、めっちゃ楽しみだな!

すごく前向きな気持ちになった一日だった。

 

迷ったけど、明日からの一週間、第一志望を含む大事な選考が始まるので、一旦ブログの更新をストップしたいと思います。

多分また再開するわ。ブログ書くのものすごく楽しかったし。皆さん、いつも読んでくれてありがとう。書きながら考えたこととかを、また落ち着いたらブログに書こうと思うので、ぜひ待っていてください!

 

一旦、またね〜!!

6/13土 写真

週末に姉貴が帰ってきた。誕プレとしてめっちゃ可愛いカバンとイヤリングをくれた。姉上様と呼ぶわ……

 

昨日からリビングで寝ることにした。これなら、家族と同じ時間に無理やり起きてしまう。

今まで寝ていた自分の部屋は日当たりが悪く、暗く、湿気が溜まりやすかく、本だらけで埃っぽい。今後は書斎&作業スペースという意識を持ってやっていきたい。

 

祖父の何周忌からしく、祖母家へ行って線香をあげ、ついでに昼ごはんを食べてきた。

畳でゴロゴロしていると、姉がふいに「お母さんとお父さんの結婚式の写真とかないの?」と言った。

 

祖母家の畳の部屋には、われわれ孫の入学式、成人式、部活動の写真や、昔の祖父母の写真などがたくさん飾られている。確かに、その中に母親の写真とかないな。

 

いっぱいあるよぉ、と祖母が仏壇のすぐ横から大量の写真集を引っ張り出し、ドサっと畳に置いた。

まじで色んな人が写っていた。一番古そうなのは「33年」って書いてあった。1933年?昭和33年?セピア色の小学生くらいの子どもたちが、家の庭らしきところで並んで笑っている写真、映画とかでよく見るやつじゃん。いらすとやにありそうなほど典型的・昔の写真だった。(いらすとやにはなかった)

 

母親の七五三の写真も出てきた。7歳の写真は私に似ていると言われた。ちょっと分かる。

ていうか、母親も七五三の経験者だと思うと笑ってしまう。世の中の人間のほとんどが七五三を経験していると思うと面白いな。

 

数々のアルバムの中でも、一際でかい箱を発掘した。開けると、ピンク色で和柄の正方形の表紙に「寿」と描いてある。絶対これだ、結婚式。

分厚い本を開くと、今とは似つかない痩せ細い好青年・父親と、今とほとんど変わらない白無垢の女性・母親が写っていた。二十代でここまで痩せていても三十年後にはこうなるのか、男性陣、参考までに。

お色直し後の赤い着物もめっちゃ綺麗だった。ウェディングドレスの写真もあった。和と洋どっちもやってるのすごいな。

 

結婚式の文化や価値観は絶対に今と変わってると思うけど、なんか着物やスーツを着た親戚がたくさん集まる典型的な式を挙げているのは素敵だなと思った。そしてアナログ時代だからこその、世界に一つしかないアルバムの重みを実感した……

 

その後で、今度はおじさんとおばさんの結婚式の写真も見たが、母親の着物が私と姉の成人式の時に着たのと同じやつでうけた。

 

結婚式とか金かかるし全然やらなくても大丈夫かもしれないし、いや絶対記念になるからやりたい!と思うかもしれないが、ゼクシィは何が書いてあるのか気になるので買いたい。

 

もらった薬飲んだらめっちゃ精神安定した。あとオレンジのギラギラのアイシャドウを目の下に塗ったら盛れて元気になったわ。届いたFILAの白スニーカーもめっちゃかっこいいし、明日からまたゆるく頑張る〜

6/12金 自律神経

流石に引きこもりを極めすぎたか、体調がヤバくなってきたので病院に行った。

 

医者に近況を色々と聞かれたが、毎日ブログを書いているおかげで、日々の生活がよく思い出せて助かった。

まず、ちゃんと寝られていますか?という質問。ブログを遡るに、4月から昼夜逆転中原中也状態である。火曜に「10時に起きられるようになるまでに2ヶ月かかった」と書いたが、あれは決してアプリで管理していたからではなく、単に面接がある日が続いたからだ。水曜以降、朝5時まで寝られないモードに戻っている。全く信頼できない語り手である。

面接ある時とない時で生活リズムが変わりすぎで、自律神経が失調している。

 

さらに、選考時に緊張しすぎなことも体に負担である。面接のたびに「緊張」(5/19)で書いたように極度に神経質になり、終わると、結果が出て次の予定が入るまで緊張し続けるか、「抜け殻」(5/28)で書いたような喪失感でぼーっと過ごすかどちらかだ。それは病むわ。

 

とりあえず、薬をもらった。

まぁ別に大丈夫な時は生き生きとしているし、全て受け終えるまで、モチベーションと生活リズムを頑張って一定に保つしかない。

 

自分がモチベーションと生活リズムを一定に保てていた時期を思い返す。最もうまくいっていたのは、高校受験の頃だ。秋まで部活やってたのに、毎日塾に通っていたあの頃の体力とモチベーションやばいな……

あとセンター試験もそこそこ上手くいったな。あれも計画を立てて毎日コツコツ勉強できたからだ。

体調も試験も上手くいく時の条件は2つ。

①規則正しい生活→小中高校生や企業勤めの人が当たり前にやっていることなのに……

②毎日コツコツ継続する→周りに宣言したり、人に応援してもらったりしないと難しい。

 

これらを満たすために、まぁ、最も近い人として、親に朝、叩き起こしてもらい、いつまでに何をすると伝えておくことにした。色々考えた結論が「叩き起こしてもらう」ってめっちゃ原始的だ。

もらった薬は朝・晩飲まないといけないことだし、流石に規則正しくなれそう。

 

この自粛期間、ブログを毎日書いていなかったらまじで心死んでたかもな……これだけでも毎日継続できて良かった。繊細さんだかパニック症だか自律神経失調症だか何だか分からないが、どうにか、やっていくぞ! 抽象的

 

今日のテーマソングはこちら。

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ついでにアインシュタイン稲田バージョンも。

www.youtube.com

結構歌上手いと思う。